ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル リマスター 海外レビュー
FINAL FANTASY CRYSTAL CHRONICLES: REMASTERED EDITION(邦題:
ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル リマスター)の海外レビュー
Worth Playing 80/100
小さく纏まった楽しいハックアンドスラッシュだ。GBAでプレイしていた頃の懐かしさはもうないかもしれないが、この小さなパッケージにたくさんの冒険の思い出が詰まっている。最大の欠点は、今となっては今作の様な協力プレーアクションが珍しくはなくなってしまった事と、マルチプレイがほぼ必須であることだ。友達と一緒に敵を倒してまわる有意義な時間を求めているのであれば、『クリスタルクロニクルリマスター』は4台のGBAとケーブルを購入しなくても、求めているもの全てを提供してくれるだろう。
TheGamer 70/100
当時それほど永く遊んだ訳ではないものの、『ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル』は、私が子供の頃に遊んだゲームの中で一番好きなゲームの一つであることに変わりはない。本作は過去の印象的な冒険を思い出させてくれる。しかし、記憶というものは時に美化されがちなものである。クリスタルキャラバンを再訪し、同時慣れ親しんだ陽気な物語やBGMとの再会を喜んだが、同時に無視できない欠点も散見される。アイテム管理のUI(ユーザーインターフェース)の煩雑さは時代錯誤であり、オンラインマルチプレイ対応も十分とは言い難い。クロスプラットフォームは必ずしも解決策になるとは限らないことが判明した。
Game Rant 70/100
『ファイナルファンタジー クリスタルクロニクル リマスター』は、現状ではマルチプレイの妨げになっている要素が多いものの、素晴らしいゲームである事に変わりは無い。何回かのアップデートと調整を行えば、本作はその欠点を克服し、過去の栄光の日々を取り戻すことができるだろう。残念ながら、これらのアップデート対応が行われるのかどうか、またスクウェア・エニックスがこのタイトルにどれだけ本気で取り組んでいるのかは不明だ。
IGN Spain 70/100
オリジナルの『ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル』は決して最高のファイナルファンタジー作品ではなかった。シリーズのスピンオフ作品の中で最高のものだったという訳でもない。しかし、それでも非常に特別で魔法のようなゲームだったし、それは今でも強烈に印象に残っている。当時、驚くほどの革新的だった協力プレイは複数台のGBAを使用しなければならないという制限により、それほど多くの人が遊べた訳ではなかった。今回のリマスターでのオンライン協力プレイによりそれは解決されると思われたが、不条理な進行システムや不可解な障害により、そうはならなかった様である。その欠点を有しているにも関わらず、本作は非常に楽しく、中毒性のあるタイトルだ。ただしリマスター作品として期待していたハードルはもっと高い。
XGN 60/100
『ファイナルファンタジー・クリスタル・クロニクル・リマスター』は、2003年に発売されたゲームキューブの名作をより良くしたものだ。マルチプレイなどいくつかの点で改善が見られる。それでも、このゲームを現代で本当に楽しく遊ぶためには障害が多すぎるのである。UIは古臭く、マルチプレイは時代遅れだ。グラフィックスは改善されているが、HD化しただけでは不十分に感じられる。原作のファンにとっては、追加要素があるので楽しめるだろうが、新規のプレイヤーには本作を勧められない。
Push Square 60/100
本作には、思い出に残る魅力的な冒険が今もまだ存在している。しかし、ローカルでの協力プレイが完全に欠如していることで、オリジナル作品が持っていたビジョンが損なわれてしまっている。オンラインで一緒にプレイすることも可能だが、それにしても複雑な招待システムやホストであるプレイヤーしかストーリーが進行しない等、問題点が山積みである。本作はほとんどがソロプレイでの進行となり、ゲーム自体はまともなダンジョンクローラーではあるものの、オリジナル作品が持つポテンシャルを鑑みれば今回のリマスターはもっと素晴らしい作品になるはずだった。
Destructoid 45/100
『ファイナルファンタジークリスタルクロニクル リマスター』の多くは、もう手に入らない過去の体験に縛られている。ゲームキューブのオリジナル作品で体験した楽しい瞬間はとっくに過ぎさっており、多くの要素が欠落した本作でノスタルジーを捉えようとするのは愚かな行為だ。
IGN 30/100
時代遅れのデザイン、不便なマルチプレイヤーシステム、受け入れがたい程長いロード時間など、『ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクルズ リマスター』をまともに遊ぶのは困難を極める。