ウォッチドッグス レギオン 海外レビュー
Watch Dogs: Legionの海外レビュー
GameStar 87/100
街に居る人々をリクルートし仲間に引き入れていくという要素はオープンワールドゲームの遊ばせ方として有効な手段だ。本作のロンドンはオープンワールドの都市として、驚くほどリアルに感じられ、生活感に満ちあふれている。時にはすべてのミッションを無視して、明るく照らされた通りを音楽を聴きながら気ままにドライブしたり、テムズ川沿いを散歩している間に人々を観察したり、貨物ドローンで屋根の上を高く飛んで、隠されたスポットを探しにいくのである。
PC Gamer 80/100
ロンドンで生活している市民の殆どはあまりにも普通すぎて面白くないが、私がリクルートした中でも特にお気に入りの数人は、過去にプレイした殆どのビデオゲームの主人公よりも重要な存在だと感じるようになった。プロシージャル生成されたキャラクターのグループにしては悪くないだろう。そして、私はいつのまにか本作に登場するドローン達ですら愛おしく感じるまでになってしまった。
IGN 80/100
『Watch Dogs Legion』は、近未来のロンドンの住人をほぼ自由にリクルートしプレイヤーとすることで、Ubisoftのオープンワールドハッカーシリーズを、新たなステージに押し上げた。ランダムに生成されるキャラクター達によるゲームプレイはバラエティに満ちている。主人公へ一貫した骨太なストーリーラインを持たせることは出来なくなったが、その引き換えとしてパーマデス(キャラクター死亡時に復活不可となる設定)を有効にしてプレイすることで、厳重に警備されたエリアに潜入する際に過去作には無かった緊張感を味わうことが可能となった。マップは緻密に作られており、ドローンの助けを借りて解くパズルが満載だ。本作は技術的にはまだ少し荒削りだが、サンドボックススタイルのアプローチは良いアイデアで、オープンワールドゲームとしてGTAシリーズとは異なる独自の魅力を持たせる事に成功している。
GameSpot 80/100
本作は反ファシストゲームであり、そのメッセージへ拘り、満足感と肯定感のある結末を迎えることは賞賛に値するだろう。また、シリーズ特有の巧妙なハッキングを強化し、これまで以上に自由なプレイスタイルを提供している。本作が抱えるより深いメッセージの一つは、真のロンドン市民であることの意味についてである。ゲームがエンディングを迎えるまでには、文化的、民族的、経済的背景の異なる多様な市民で構成されたデッドセックのクルー達が、故郷の復興という目標に向かって団結することになる。『Watch Dogs: Legion』は時折自身のトーンに苦しむこともあるが、団結と正義についての力強いメッセージはインパクトがあり、輝きを放っている。
Shacknews 80/100
間違いなくシリーズの中で最も楽しく、エキサイティングな作品だ。ロンドン市民の誰にでもなれることは、シリーズのコアなメカニックがより効果的に作用し、ゲームプレイを驚くほど向上させている。以前のシリーズにあった魅力的な主人公キャラクターは失われてしまったものの、ストーリーは一貫している。本作はハッキングを主体としたゲームとして高水準で纏まっていて、Ubisoftのテクノロジーをベースにしたシリーズに新たに加わった素晴らしい作品であると言える。
CGMagazine 75/100
『Watch Dogs: Legion』はシリーズを順当に進化させているものの、「誰でもプレイ」というシステムの斬新さ故に、スリリングなストーリーを生み出す機会が失われてしまった。その代わりに提供されたのは才能も個性もないヒーローや、なんの魅力も持たない悪役達だけだ。
Stevivor 60/100
パーマデスの導入等、新しい要素は散見されるものの基本的に本作には『Watch Dogs』シリーズとして進化を感じない。ハッキングを主体としたゲーム性はシリーズの過去作と殆ど同じであり、最初の数時間を遊んでしまえば、あなたを驚かせるようなものはもうこのゲームには残されていないだろう。『Watch Dogs Legion』にはそれなりに楽しい瞬間があるものの、何度も反復的に似通ったミッションをプレイさせらせるため、全てが雑用の様に感じられてしまうのだ。
Digital Trends 50/100
『Watch Dogs: Legion』はシリーズの中で最も野心的な作品であるが、野心的でありすぎるが故に焦点が定まっていない。ロンドンを探索するのは楽しいが、ゲームプレイは決してやりがいのあるものではなく、ストーリーはほとんど意味をなしていない。