十三機兵防衛圏 海外レビュー

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メーカー:ヴァニラウェア 機種:PS4

 2020年9月22日に海外でリリースとなった「13 SENTINELS: AEGIS RIM」(邦題:十三機兵防衛圏)の各サイトのレビュー

 

 

RPG Site 100/100

 十三機兵防衛圏は今までプレイした中で最もユニークなゲームの一つだ。本作を35時間プレイしたが、もう一度初めからプレイしてみたいと思っている。神谷氏は多くのSF的なアイデアや哲学を魔法のように組み合わせ、巧みな物語を構築した。13人の主人公の視点に散りばめられた型破りでインパクトのあるストーリーはなかなかお目にかかれるものではない。物語はまるで迷路の様に入り組んでいて、私はずっと興味をそそられ続けた。ビデオゲームにおけるストーリーの語り方の可能性をフルに活用したこのゲームは、それだけでも存在意義があるだろう。RTS(リアルタイムストラテジー) の戦闘パートはやや今一つではあるものの、十三機兵防衛圏がビデオゲームのためのストーリーテリングで達成したことは、賞賛され、記念されるべきものである。

 

RPG Fan 92/100

 神谷氏とヴァニラウェアは十三機兵防衛圏で新たな偉業を成し遂げた。このゲームが「ちょっとしたRTS、ちょっとしたアクション、そしてまともなストーリー」以上のものであることは明白だ。優れた脚本と演出により、ひねりのある濃密で心をつかむストーリーを提供している。登場人物に共感し、様々な視点から展開される物語に私は夢中にさせられた。ヴァニラウェアにとっては大胆な挑戦であり、当初は難解に思えたものの、自販機でミルクコーヒーを飲み、次の瞬間には巨大なメカを乗り回すゲームを好きにならないわけがないのである。

 

GameSpot 90/100

 結局のところ本作最大の問題点は、ゲームの大部分が傑作に対して、そうでない部分もあるのが玉に瑕であるいうことだ。子供達と彼らの巨大ロボットの物語は、プレイ中に私を完全に虜にしてしまった。私は十三機兵防衛圏の世界での体験を忘れることはないとだろうし、あなたも決して忘れないだろう。

 

Gamer Escape 90/100

 時に反復的にストーリーが語られる瞬間が、やや冗長気味である。また、ビジュアルに定評のあるスタジオの作品としては、戦闘パート中の恐ろしいほどの処理落ちには閉口させられる。これらの問題があっても、本作は絶対にプレイしなければならない作品であり、特にゲームに優れた物語性を求める人にとっては必見である。この物語は何週間も心に残り続け、映画や小説といった他の媒体の傑作と比較しても決して引けを取らないだろう。

 

Millenium 90/100

 2020年にもなろうというのに、ここまで新鮮な作品と出会えるとは思わなかった。ヴァニラウェアは、最初から最後までよく練られた刺激的で唯一無二のSF体験を提供している。13人の視点から語られるシナリオでプレイヤーの興味を惹き続けながら同時に理解もしやすく語ることは不可能だと思っていたが、眩暈を起こすような数の伏線や謎が投げかけられたにもかかわらず、最後には綺麗に纏まっているのである。戦闘パートは手放しで喜べる出来ではないものの、それなりには楽しめた。

 

IGN 80/100

 ヴァニラウェアはこれまでも傑作を生みだしてきたが、本作はスタジオがその焦点の大部分をストーリーテリングに置いた初めての作品だ。そして今回はそれが功を奏した。古典的なSFのアイデアを復活させた本作は、20時間以上の長さがあるにもかかわらず、すべての要素が的確に表現されているのである。巨大ロボットVS巨大怪獣の戦いを描くためにRTSのジャンルにまで踏み込んだヴァニラウェアの試みは評価に値するものの、ストーリーテリングと豊かなキャラクターこそが本作最大の魅力であることは疑いの余地が無い。

 

TheGamer 70/100

 本作は万人向けのゲームではない。あなたがストーリー重視のゲームを愛していて、他の人が退屈に感じるかもしれない詳細な設定読んだり資料を漁るのを楽めるタイプなら、心に刺さるだろう。同時に、やりがいのある戦略的な戦闘を求めている人はがっかりするだろう。

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