APEX LEGENDS プレビュー バトロワ市場へ飛来した新たなる巨星

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メーカー:Respawn Entertainment 機種:PS4,Xbox one,PC

 PUBGに端を発するバトルロイヤルブームは留まることを知らず過熱し続けている。今や王者「Fortnite」を筆頭に、「H1Z1」、「Realm Royale」、Call of Duty: Black Ops 4から「Blackout」やBattlefield Vから「Fire Storm」などなどの多種多様のタイトルがひしめき合う完全なレッドオーシャンと化した。
 そんな中颯爽と登場した新星「APEX LEGENDS」は発表と同時に正式リリースされ72時間で1000万ダウンロード、同時接続数100万人という記録的な数字で迎え入れられた。
 事前のプロモーションを一切行わずに動画配信やSNSでバズらせてここまで広めたという事実はゲーム業界の変化を感じさせる。

 

 

独自の要素
 

 本作が他のバトロワゲーと一線を画しているのは3人のチームで遊ぶモードしか存在しない事とリスポーン要素がある点である。これによりチーム間で協力し助け合いながらゲームを進行させる事を強く推奨する作りとなっている。
 プレイヤーがゲーム中に死亡してもチームメイトがタグを回収し、指定のリスポーン地点にある装置を利用する事により再出撃が可能なのである。
 リスポーン地点は各所に存在する為、意外と取り合いになりにくいと感じる。勿論リスポーンを狙っている他のチームを待ち伏せする事も可能なのでその駆け引きが上手く機能している。
 他のバトロワゲーと比べてTTK(キルに必要なタイム)が長いのも特徴で必然的に弾薬や物資を多く所持しているチーム程有利になってくる。結果、ガンガン攻めて敵チームからガンガン物資を略奪する戦闘に積極的なゲームとなっている。

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LEGEND

 LEGENDと称されるキャラクター達には各自固有のアビリティが用意されていて、これにより攻撃、防御、サポートといったロールが割り振られる。「Overwatch」のヒーローをイメージして頂ければほぼその通りである。ロール制のバトロワゲーとしては「Realm Royale」が存在するが今の所そこまでガチガチにロールを意識する程ではない印象だ。どのキャラをピックしてもオールマイティに戦えるので、キャラクター毎に設定されたアビリティはあくまでも戦闘に捻りを加える程度に抑えられている。

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課金要素

 Free-to-playとして配信された本作にはキャラクターや武器のスキン、新たなキャラクターの使用権が課金要素として存在する。

 ここで注目したいのがこの作品がFPSであるという事である。TPSである「Fortnite」は常に画面に自分のキャラクターが映っているためその見栄えに拘ろうという気になったのだが、ご存知の通りFPSはプレイ中に自分が画面に映る機会がほぼ存在しない(フィニッシュモーション時を除く)。プレイ中画面に表示されないものの為への課金がどれだけの需要があるのか筆者には測りかねるのである。

 キャラクターのアンロックも今後強すぎるアビリティを持ったLEGENDが登場してくると一気に批判の対象となってしまうだろう。上手い舵取りを期待したい。

 
タイタンフォールよ永遠なれ


 タイタンフォールの世界観に基づいて制作を行ったとアナウンスされており、過去のシリーズ作品に登場した武器やキャラクターがそのまま流用されている。初報ではタイタンなしと聞き肩を落としたのだが実際に遊んで見れば納得がいった。むしろタイタンが存在しないことによって全く新たなるゲームとして生まれ変わっているのだ。とは言うものの今後タイタンありのモードが登場しても面白いかもしれない。
 シリーズのファンとしてEAとRespawn Entertainmentには本作の収益で是非ともタイタンフォール3を制作して頂きたい。
 因みにタイタンフォール2は現行機で絶賛発売中である。激熱のロボバトルが楽しめる作品なので皆で遊ぼう(提案)。

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